糖尿病 DIABETES MELLITUS

本再生医療等は糖尿病の症状改善を目的として、再生医療等を受ける患者様から採取した
脂肪から培養した脂肪由来幹細胞を静脈投与するものです。

再生医療等の対象疾患等

  • ・糖尿病
選択基準
年齢:20歳から80歳本治療を受けることを希望した患者様のうち、再生医療等を行う医師の診断により、他の治療法では改善が見込めず、本治療の実施が適当であると判断された患者様を本治療の対象となっております。
除外基準
以下に該当する者患者様は本治療の対象外とさせて頂きます。 脂肪採取時に使用する麻酔薬または特定細胞加工物の製造工程で使用する物質に対する過敏症、アレルギー症状を起こした経験がある患者様感染症を発症している患者様 その他、治療を受ける患者様の健康状態、身体的条件を勘案し、本治療を受ける医師が治療の提供の可否を判断します。

糖尿病に対する
再生医療の期待される効果

患者様の脂肪組織から採取した脂肪由来幹細胞を培養で増やして、静脈から点滴で投与します。 脂肪由来幹細胞を投与すると脂肪由来幹細胞は身体の損傷した部分に血流などに乗って集結する「ホーミング効果」により膵臓のランゲルハンス島のインスリン産生細胞であるβ細胞の修復や機能を改善する効果があります。 また、糖尿病でダメージを受けた血管を修復し、インスリンの効き目が弱くなるインスリン抵抗性を改善する効果などがあります。 この治療によって糖尿病の症状が改善されることが期待できます。

糖尿病の正体と発生理由

慢性腎不全の代表的な原因となる糖尿病は、血液内のブドウ糖(血糖)濃度を調節するホルモンであるインスリンが絶対的・相対的に不足した状態もしくは組織でインスリンの機能が正常に発揮されないインスリン抵抗性のために、高血糖状態とそれに伴う糖代謝障害が起きます。 正常であれば、飲食物を消化・吸収するとき血中内の糖成分が増加し、膵臓のランゲルハンス鳥細胞でインスリンが生成・分泌され、 血液内の糖分(ブドウ糖)を細胞に運搬することで血糖が維持されます。ところが、糖尿病患者の場合は、インスリンの分泌が不足し、あるいはその機能を正常に発揮できないために血糖値が上昇し、腎臓で再吸収されず、ブドウ糖が尿とともに排出されます。 1型糖尿病は、自己免疫疾患などが原因となり、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞の破壊によって発生し、2型糖尿病は全身のインスリン抵抗性とランゲルハンス島のβ細胞からのインスリン生成が減少することで発生します。 治療法は、インスリン療法とランゲルハンス島細胞移植だけであり、正常血糖値の維持と低血糖状態を避けることが重要です。

1型糖尿病(IDDM:インスリン
依存型糖尿病)
について

1型糖尿病はインスリン依存型糖尿病であり、遺伝的な素因を持っている人がウイルス感染などの環境要因にさらされたとき、自己免疫機序によって膵臓のインスリン生成細胞であるβ細胞が破壊され、インスリンが絶対的に不足します。
症状は、膵臓β細胞の60~80%以上が破壊されたときに現れるが、主に20歳以前に発病し、11~12歳の子どもに急性的に発症するため小児糖尿病とも呼ばれます。1型糖尿病にかかると、多飲多尿、体重の減少、低血糖とケトアシドーシスなどが発生し、死に至ります。
インスリンが絶対的に不足して起こるため、インスリン投与が不可欠です。

2型糖尿病(NIDDM:インスリン
非依存型糖尿病)
について

2型糖尿病はインスリン非依存型糖尿病で、カロリーの過剰摂取や運動量の減少、ストレスの過多でインスリンの機能が低下し、膵臓からのインスリンの分泌は十分なのに標的細胞において受容体が不足して発生します。普通40歳以降に発生し、肥満の場合が多く、症状がゆっくり現れるため、症状がはっきりしない場合が多いです。

項目 1型糖尿病 2型糖尿病
発病年齢 ~20歳 40歳~
症状の発現 急性的に発現 慢性的に進行
糖尿患者の比率 約10% 約90%
ケトアシドーシスの発生 一般的に発生 まれに発生
肥満との関係 ほとんどない 一般的に該当
膵臓のβ細胞 破壊される(60~80%) 破壊されない
インスリンの分泌 減少 正常または減少
膵臓細胞に対する自己抗体の発生 発生 なし
治療 インスリン投与 食事療法、運動、インスリン促進経口薬投与

1型糖尿病とは違って、初期には膵臓機能が正常に近い場合が多く、インスリンも正常に分泌されますが、インスリンが作用する臓器(筋肉、肝臓、脂肪細胞など)でインスリンに対する抵抗性が生じ、インスリンが本来の機能を十分に発揮できないために生じます。治療面でもインスリン注射は必須ではありません。

2型糖尿病は糖尿病患者の90%以上を占め、年齢と肥満の程度につれて発生率が上昇します。2型糖尿病の治療は、インスリンが不足してはいても膵臓のインスリン分泌能力は残っているため、食事療法と運動療法だけでも血糖のコントロールが可能な場合があり、これらの方法によって血糖調節が不可能な場合には、薬物(経口血糖降下薬)を使用したり、インスリン注射を利用したりするなどして血糖を調節することになります。
耐糖能異常群は、空腹時の血糖および経口ブドウ糖負荷試験での血糖値が正常人と糖尿病診断基準の中間に該当するグループで、5年以内に10~25%が2型納尿病に進行するため、管理が必要な状態です。

糖尿病の原因としては、遺伝的要因と年齢、肥満、薬物服用、妊娠などの環境的要因が作用します。

遺伝的要因は特に2型糖尿病と関連が深いです。

糖尿病の分類と原因

一卵性双生児の場合、片方が1型糖尿病にかかると、ほかの健康な側が糖尿病にかかる確率が30~70%です。

2型糖尿病の場合は70~90%であり、両親が糖尿病の場合も40%であることがわかっています。環境的要因として、1型糖尿病の場合、ウイルス、タンパク成分、副腎皮質ホルモン剤などが自己免疫系を撹乱して膵臓細胞を破壊し、臨床症状を引き起こす。現在まで約20種のウイルス感染によって糖尿病が発病しうることが知られています。

食事、運動不足による肥満、妊娠、外傷、打撲、手術などのストレスにさらされたときや、関節炎または神経痛治療薬の服川による副腎皮質ホルモン剤乱用のようなほかの病気の治療薬による副作用で糖尿病が発病することもあります。

また、高血圧または高脂血病では糖尿病が併発していることが多いです。以上の原因が互いに結びつき、臓器のインスリン抵抗性が増加して、高血糖を示す糖尿病を引き起こすことになります。

糖尿病の診断基準

どんなときに糖尿病という診断が下されるのか。2002年、アメリカ糖尿病協会の基準によれば次の通りです。

この3つのうち1つでも当てはまれば、糖尿病と診断されます。 が正常値以上に贈加した高血糖状態は、急性・慢性的にさまざまな合併症を引き起こします。 つまり、高血糖が続けば、血液の流れと脂肪代謝の異常で脳卒中、心筋伷塞、足部潰瘍、動脈硬化症などのような合併症の発生の可能性が高まります。糖尿による脳卒中発生の危険度が2~3倍、失明の危険度が20倍、心臓病の危険度が16倍増加することが知られています。

  • 水をふだんよりたくさん飲むようになり、喉が渇くとともに、食事の量は増えるが体重が減少するなどの糖病症状と、血漿の血糖値が200mg/dl以上。
  • 空腹時の血漿血糖値が126mg/dl以上。
  • 経口ブドウ糖負荷2時間後の血漿血糖値が200mg/dlの場合。

この3つのうち1つでも当てはまれば、糖尿病と診断されます。

が正常値以上に贈加した高血糖状態は、急性・慢性的にさまざまな合併症を引き起こします。 つまり、高血糖が続けば、血液の流れと脂肪代謝の異常で脳卒中、心筋伷塞、足部潰瘍、動脈硬化症などのような合併症の発生の可能性が高まります。糖尿による脳卒中発生の危険度が2~3倍、失明の危険度が20倍、心臓病の危険度が16倍増加することが知られています。

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